中1 比例 グラフの描き方 その前に

 

 

比例の式は

 

y=ax 

 

なんて習います。

 

a:比例定数

 

他にも

 傾き

 変化の割合

 

という言い方もあります。

 

まとめると a は

 

 比例定数

 傾き

 変化の割合

 

と 3つの呼び名があるわけです。

 

ここで ポイントは

 

どれも

 

 

f:id:kyouj-01math:20180904174813j:plain

 となることです。

 

 

xの増加量は グラフの 横 方向

 

yの増加量は グラフの 縦 方向

 

 

たとえば、

 

y=2x  なら

 

2=2/1 

分数にして考え

 

xの増加量は 1 :グラフの横方向

 

yの増加量は 2 :グラフの縦方向

 

 

グラフを描くときは

 

原点 から

 

横 方向に 1

 

縦 方向に 2

 

これを繰り返していくと

 

グラフが出来上がります。

 

実際に、動画で確認しましょう。

 

f:id:kyouj-01math:20180911220417g:plain

 

 

 

 

下のグラフは

 

y=ax   で aが 0.5~8 まで 変化しています。

 

 

 

www.desmos.com

 

aが大きくなると 傾きが急になります。

 

上り坂が急になるイメージですかね。

 

 

 

 

ちなみに

y=ax   で aが -8~8 まで 変化させると こんな感じです。

 

 

www.desmos.com

 

 

 

 aが マイナスの時は

 

下り坂になりますね。

 

 

 

最後にもう一度

 

y=ax    

 

 

a は 

 

 

 f:id:kyouj-01math:20180904174813j:plain

 

です。

 

 

以下は中2で学習する 

一次関数です。

 

https://www.desmos.com/calculator/dcd4ga3cq9

 

www.desmos.com

 

 

 

 

y=2x+b   

 

傾きは 2です。

 

bの値を 変えております。

  

 見ると 分かるのですが、

平行移動していますね。

 

つまり、 傾きが同じだと

 

グラフは平行になる ということです。

 

 

 

 

必要条件、十分条件。問題量をこなして理解する。

必要条件、十分条件が分かりにくい。

という高1生は、毎年います。

 

そんな生徒には、解説をしつつ、

問題量をこなして、感覚をつかんでもらい

理解につなげていきます。

 

以下は、問題です。

 

a,b は実数です。

下のア、イ、ウは それぞれ ①~④ のどれにあてはまるか。

① 必要条件であるが、十分条件ではない。

② 十分条件であるが、必要条件ではない。

③ 必要十分条件である。

④ 必要条件でも十分条件でもない。

 

 

a≧0は、  

 

f:id:kyouj-01math:20180911193852p:plain

 

 

が成立するための 

 

 

|a|<1 かつ |b|<1 は、

 

が成立するための 

 

 

 

 

ab>0  は、

 

f:id:kyouj-01math:20180910002802p:plain

 

 

 

【解答・解説】

 

a≧0 のとき

f:id:kyouj-01math:20180911193852p:plain

 

(これだけで分からない場合は、

aに 0、 +0.1、 +1 など

具体的な数字を  

あてはめて考えると

理解できると思います。)

 

 

ゆえに

f:id:kyouj-01math:20180911194209p:plain

は真

 

次に

f:id:kyouj-01math:20180912012442p:plain

の場合は対遇を考えます。

f:id:kyouj-01math:20180912012740p:plain(対遇)

について

f:id:kyouj-01math:20180912013034p:plain

 であるから、真。

 

 ゆえに

f:id:kyouj-01math:20180912012442p:plain 

は、真。

 

よって が答え。

 

 

イ は これから解説します。

もうちょっと待っていてください。 

 

 

 

 

 

ab>0  のとき

 

a>0、b>0(aもbも正)  

または

a<0、b<0(aもbも負)  

 

なので、

f:id:kyouj-01math:20180910003108p:plain

は成立する。

 

ゆえに

 

f:id:kyouj-01math:20180910003508p:plain

は 真

 

次に

f:id:kyouj-01math:20180910003108p:plain

 のとき、

a=1、b=0 だと

ab=0  となるので、

 

f:id:kyouj-01math:20180910003805p:plain

は 偽

 

よって

 

f:id:kyouj-01math:20180910004000p:plain 

十分条件であるが、必要条件ではないので、

 

② が答え。

 

 

中2:1次関数 文章を関数にする。玉井中のワークから p55 2

f:id:kyouj-01math:20180909222113j:plain

 

 

 

f:id:kyouj-01math:20180909222225p:plain

 

周の長さは  辺x 3っ分なので、

 

y=3x

 

これは、y=ax+b  で b=0の場合の一次関数

 

だから

 

y=3x  も 一次関数

 

 

 

 

 

 

縦 × 横  =  長方形の面積

 

だから

f:id:kyouj-01math:20180909223505p:plain

 

両辺を ÷x すると(xで割る) 

 

f:id:kyouj-01math:20180909223829p:plain

 

これは、反比例の式なので

一次関数ではない。

 

 

円錐の体積は

 

f:id:kyouj-01math:20180909224115p:plain

 

円錐の底面積は 円となるので

f:id:kyouj-01math:20180909224355p:plain

この問題では半径はx なので

f:id:kyouj-01math:20180909224648p:plain

まとめると 

底面積は

f:id:kyouj-01math:20180909224705p:plain

 

高さは 5cmなので

 

円錐の体積 yは

f:id:kyouj-01math:20180909224929p:plain

 

となり、xの2乗となるので、

これは、一次関数ではない。

 

ちなみに xの2乗は 2次関数といって

 

中3で勉強します。

 

 

 

 

 

水そうには、もともと 水が10L入っていますので

0分のときの 水そうの水は10Lです。

毎分2L入れるので、 2ずつ増えていきます。

それを表にすると

 

f:id:kyouj-01math:20180909230633p:plain

 

 

y=10+2x

 

2xの項を前にすると

 

f:id:kyouj-01math:20180909230959p:plain

 

となり、

これは、一次関数となる。

 

 

以上

中2:1次関数 文章を関数にする。p60 問2 玉井中、幡羅中の教科書から 

f:id:kyouj-01math:20180909140209j:plain

 

【解答・解説】

(1) 300g あり、

    100g 使ったら

    200g(300-100) 残る。 

 

200=300-100

残り=300-使った分

 

y=300-x

 

y=ーx+300

 

となり、 1次関数です。

 

 

(2)

みはじで 時間は

 

時間=道のり÷速さなので

 

道のり 10km

速さ 時速xkm

時間 y時間

 

上の式に当てはめて

 

y=10÷x

 

となり 

これは、反比例の式です。

 

(3)

みはじで 道のりは

 

道のり=速さ×時間 なので

 

道のり y km

速さ 時速4km

時間 x時間

 

上の式に当てはめて

 

 y=4×x

y=4x

 

これは、 一次関数です。

 

※y=ax+b  で b=0の場合だね。

 

(4)

 

f:id:kyouj-01math:20180909142616p:plain

長方形で

縦 xcm は 2つ 

横 4cm も 2つ 

 

周囲の長さ yは その合計なので

 

y=2x+8

 

となり、1次関数。

 

 

(5)

球の表面積の公式

 4 ×  π × 半径 × 半径

 

半径が x

表面積 yなので

 

y=4πx^2

 

となり、 xの2乗なので、

1次関数ではない。

 

ちなみに xの2乗は 2次関数といって

 

中3で勉強します。

 

 

 

以上。

 

 

 

 

 

中3:2次方程式 整数の文章題 p79 玉井中、幡羅中の教科書から 問1

問1

連続する2つの正の整数があります。

それぞれを2乗した数の和が145になるとき、

これら2つの整数を求めなさい。

 

 

【ヒント】

連続する2つの正の整数とは、

例えば

 

3、4 とか

10、11  などです。

 

小さい数に 1を足すと その次の数になりますね。

 

3 に1足すと 4

10に1足すと 11

 

小さい数が x とすると

その次の数は?

 

そう

 

x+1 となります。

 

つまり 連続する整数は

 

x と x+1 と表せるのです。

 

 

 

 

 

【解説】

 

ここからは、答えまで説明していきます。

 

小さい数を x とすると

連続する整数は

 

x と x+1 と表せます。

 

それぞれを2乗した数の和が145になるとき、

 

2乗なので

 

x^2  と  (x+1)^2

 

これの 和 が 145 なので

 

x^2 +(x+1)^2=145 ・・・①

 

となります。

 

(x+1)^2を展開すると

 

x^2+2x+1

 

となるので、 ①は

 

x^2 +x^2+2x+1=145 ・・・①

 

2x^2+2x+1=145 

 

2x^2+2x-144=0

 

両辺を 2で割って

 

x^2+x-72=0

 

因数分解すると

 

(x+9)(x-8)=0

 

x=8、-9

 

問題の条件は

正の整数なので

 

x=8 となり、

 

小さい数は 8 だから

 

連続する正の整数は

 

8、9 となります。

 

試しに計算すると

 

 8^2+9^2

=64+81

=145

 

となり、問題に合います。

 

 

以上です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中3:2次方程式 整数の文章題 p79 問2 玉井中、幡羅中の教科書から 

P79

【問2】連続する3つの正の整数があります。

小さい方の2つの数の積が、

3つの数の和に等しい時、

これら3つの整数を求めなさい。

 

 

【ヒント】

連続する3つの正の整数とは

 

3、4、5  とか

 

7、8、9 などです。

 

 

4は、 3+1

5は、 3+2

 

ですね。

つまり

 

2番目の数→ 一番小さい数 + 1 

 

 

3番目の数→ 一番小さい数 + 2 

 

となるわけです。

 

では、一番小さい数を

xとすると

 

2番目の数→ x+1

 

3番目の数→ x+2

 

となります。

 

まとめると

 

連続する3つの正の整数は、

 

x、 x+1、 x+2

 

となるわけです。

 

 

【解説】 

以下は答えまで説明します。

 

 

小さい方の2つの数の積が、

 

 

小さい方の2つの数は、

 

x、 x+1、 x+2

 

の中で

 

x と x+1  です。

 

積は 掛け算のことなので

 

小さい方の2つの数の積は、

 

x(x+1)

 

となります。

 

 

次に

 

3つの数の和(足し算)は、

 

x+ x+1 + x+2

 

となり、まとめると

 

3x+3 

となります。 

 

 

小さい方の2つの数の積と

3つの数の和が

等しいので

 

x(x+1)=3x+3 

 

かっこを外すと 

f:id:kyouj-01math:20180906194312p:plain

 

 問題には正の整数とあるので

 

x=3 

 

一番小さい数をxとしたので、

 

連続する3つの正の整数は

 

3、4,5 となります。